静岡県内における抗菌薬適正使用体制加算の算定に関するアンケート調査(2回目)の結果報告

静岡県病院薬剤師会 学術部 感染制御専門薬剤師部門

【目的】
 2024年度の診療報酬改定において、抗菌薬適正使用体制加算(5点)が新設された。その算定基準の1つとして、直近6カ月のAccess抗菌薬の使用比率が60%以上またはサーベイランスに参加する医療機関全体の上位30%以上であることが定められている。Access抗菌薬とは、WHOが抗菌薬適正使用の指標として推奨している抗菌薬の分類(AWaRe分類)で「耐性化の懸念が少なく、すべての国が高品質かつ手ごろな価格で広く利用できるようにすべき抗菌薬」と定義され、アモキシシリン、セファレキシン、スルファメトキサゾール・トリメトプリム、クリンダマイシン、メトロニダゾールなどが含まれている。
 今回、静岡県内における抗菌薬適正使用体制加算の算定状況に関しての現状把握、Access抗菌薬の使用比率の改善に向けた取り組みや今後の課題について情報共有することを目的として、アンケート調査を行った。

【調査方法】
・グーグルフォームを活用したアンケート調査。調査項目は結果に示す通り。
・アンケート調査は2回実施した。
 1回目 提出期限:2025年1月末、2024年度第1~3回
 2回目 提出期限:2025年6月末、2024年度第1回~2025年度第1回
(データのまとめについて)
・1回目のみの回答施設については、2024年度第3回までの結果(2025年1月時点)について集計した。
結果1)~4)→1回目・2回目・合計(1回目のみの提出施設と2回目の提出施設の合計)
結果5)~8)→1回目のみの提出施設と2回目の提出施設の合計

【結果】
・1回目:48施設、2回目:49施設、合計:61施設(1回目のみの提出施設:12施設+2回目の提出施設:49施設)
・回答率:39.1%(61/156)
・回答施設の病床数(中央値、範囲):267床(40~928)


【過去の調査報告結果】

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